メークローン市場へ(3)
バーンレームからの車窓は、ますますローカル色が増します。水上家屋、マングローブの林、林の中にぽつんとある駅・・・・。水上家屋が意外にも新しめで立派なものが多かったのが印象的でした。
のんびりした風景にいつしかうとうとと眠ってしまっていたのですが、車掌さんに肩をたたかれ目を覚ますと、その車掌さんに列車の後方へ行くように案内されました。そう、まもなく終点のメークローン。駅の直線にある市場を、最後尾の窓から見学できるように案内してくれたのです。なんと親切な!
列車は減速して市場内へ。最後尾の窓から見ていると、それまで列車が通る空間を確保すべくたたまれていた各店舗のテントを、列車の通過に合わせて人々が次々に展開していく様子がよくわかりました。実にテンポよく、リズミカルに、列車を追いかけるように次々とテントが展開していく。これは面白い!
でも・・・・あー、動画で撮ればよかった!後悔。また来よう。
列車が市場を抜けてメークローン駅のホームに到着すると、市場はすっかり元通り。これまで走ってきた線路は完全に市場に埋もれて、市場の一本のソイと化していました。
列車を降りて、折り返しの列車が通過するときの折り畳み&展開を見ようと、市場のなかへふらふらと入っていくと、そこは野菜、果物、魚、肉など、生鮮食料品がメインの生活感あふれる市場でした。カメラを持った観光客も目立ちますが、やはり買い物貨客でごった返し、活気があります。
軽く市場を一往復歩いたころに、列車の警笛が聞こえ、各店舗の人々があわただしく線路上に並べた商品をしまい、テントを畳みます。私も商品が載った台と台の隙間に逃げ込みました。間もなく、列車が自分の真横すれすれを通過。すごい迫力。地面に直に敷かれたゴザの上に並べられた商品は片付けられることもなく、列車はその上を通過。
列車が通過すると、再びテントを展開、商品を線路上へ。
駅へ戻ると、ホームの上も市場&食堂に占領された感じになっていました。大音量でカラオケを歌う人までいて、えらく賑やか。次の列車は4時間くらい後なので、このにぎわいは列車を待つ人々ではないはず。。。
ホーム上の食堂で「豚肉のニンニク炒めぶっかけご飯・目玉焼き添え」といった感じのものを食べてから、復路のロットゥー(乗合ミニバス)乗り場を探しました。こちらの地図(Googleマップ)を参考に歩くと、簡単に見つかます。バス乗り場というより、ワゴン車が2台ほど並んだガレージといった感じの場所。ワゴン車の後方に、待合のベンチと、さらに奥にトイレがあります。ここのトイレは意外なほどきれいでした。
バンコク・戦争記念塔まで直通で70バーツ。車は大きめのワゴン車といった感じで、エアコンも効いていてきれいです。
(行き方・参考)http://blog.arukikata.co.jp/guidebook/e_report/2009/05/post_251.html
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